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病気予防

【うちの親、ちゃんと食べてるのか心配…】高齢者が低栄養でかかりやすい病気と予防方法

離れて暮らす高齢の親御さんの食が細いとか、

食事内容に偏りがあると思ったことはありませんか?

高齢者が十分な栄養を摂れていない場合、

低栄養】から健康上の様々な問題が起きる可能性があります。

低栄養でかかりやすい病気と予防方法をご紹介します。

高齢者の低栄養はなぜ起きるの?

高齢者の低栄養は身体的な理由に加え、

精神的な理由や周囲の環境などの影響、

社会的な理由、食の好みの変化などもあり、

その原因は複雑に絡み合っています。

みぽりん
みぽりん
低栄養は、隠れ栄養失調とも呼ばれることもあります。

【身体的理由】

加齢による身体機能の低下

⇒ 歯が弱くなり食事が噛みにくくなる

⇒ 入れ歯の不具合で食べられるものが決まって来る

⇒ 嚥下力の低下(飲み込みづらさ)

⇒ 味覚や嗅覚の変化

 

病気や服用している薬の影響

⇒ 食欲不振

⇒ 消化機能の低下

【精神的理由】

精神的な落ち込み

年を取ると活動範囲も狭くなり、

楽しみも少なくなってしまいがちなので、

なんとなく楽しくないと感じて、精神的に落ち込むことも。

ストレス

⇒ 近親者やペットをなくした悲しみ

⇒ 住み慣れた場所からの引越し

【経済的な理由】

収入の減少や年金の受給額が少ない

⇒ 食費の切り詰め

【社会的な理由】

周囲からの孤立

⇒ 一人暮らし、人との交流が少ない

周囲に気軽に行き来できる友人が少なくなったり、

人と会うのが億劫になったりする。

【食の好み】

好きなもの、手軽なものばかり好んで食べる

⇒ 食事作りが面倒に感じている

極端な健康志向

⇒ 粗食にこだわるあまり、栄養不足に。

 

上記のような理由がいろいろ重なり、食事の量が減っていくと

栄養が十分に摂れていない【低栄養】を招くことがあります。

どんな栄養が不足しがちになるの?

高齢者は、

●体の衰えから消化能力が低下し、栄養の吸収力が落ちる。

●食が細くなる

ことから、摂れる栄養が少なくなりがちです。

不足しがちな栄養は、

タンパク質、カルシウム、ビタミン類、食物繊維などです。

ちなみに上記の栄養が足りなくなることで

具体的に心身への影響が現れます。

たんぱく質 筋力の低下、免疫量の低下、疲れやすい。
カルシウム 骨粗しょう症や骨折のリスク、歯の健康への悪影響。
ビタミン類 ビタミンD…骨の健康への悪影響。

ビタミンB12…認知機能の低下。

ビタミンC…血管がもろくなる。

ビタミンA…視力低下、皮膚の乾燥。

食物繊維 便秘や腸内環境の悪化。
みぽりん
みぽりん
認知機能の低下などは特に心配ですよね。

不足しがちな栄養の補い方

少量ずつでいいので、いろいろな食材を組み合わせて食べて

栄養を補うのがおすすめです。

たんぱく質 肉や魚、たまご、大豆製品などを食べる。
歯が弱い方は豆腐や卵、白身魚などがGOOD。
カルシウム 牛乳はコップ1杯(200cc)が理想的ですが、無理なら半量でも。
甘みの付いたヨーグルトなどは食べやすくていいですね。
ビタミン類 ビタミンDはきのこを食べるのがおすすめ。ビタミンB12は肉や魚、卵などに多く含まれます。

ビタミンCは好きな果物で補います。ビタミンAはニンジンやカボチャなどを柔らかく調理すると食べやすい。

食物繊維 ごぼうなどの根菜類は食べにくいこともあるので、わかめなどの海藻類がおすすめ。

低栄養でかかりやすい病気

低栄養(栄養不足)でかかりやすい病気や症状はいろいろあります。

 

免疫力の低下

風邪など感染症にかかりやすくなる、また治りにくくなる。

 

傷の治りが遅くなる

 

床ずれしやすくなる

皮膚が弱くなるため、寝たきりの方は「褥瘡」(じょくそう)が

できやすくなる。

 

筋力の低下から来る転倒や骨折のリスク

たんぱく質不足から筋肉量が低下し、筋力が弱くなる。

よって転びやすくなって、骨折のリスクも。

 

認知機能の低下

脳への栄養不足から記憶力や判断力が低下し、認知機能への影響も。

 

低たんぱく血症

血液中のたんぱく質不足から来るむくみや腹水。

低栄養を防ぐ方法

低栄養を防ぐにはまず「食事」ですが、食欲が低下している方

が食事を摂るには、ちょっとした工夫が必要です。

また食事以外にもいろいろできることがあります。

食事の工夫

3食きちんとバランスの取れた食事をするのは言うまでもないのですが、

高齢者の場合はそれがなかなか難しいため、栄養が不足しがちになるのですよね。

 

そこでおすすめなのが、

間食の活用

一点ものの食事

栄養補助食品の活用

です。

 

例えば食事の時間でなくてもお腹が空いたら間食をして、

食べるものは栄養が摂れる物を用意しておく。

具体的には甘いお菓子ではなく、ヨーグルトやふかしいもなど

がおすすめです。

 

一点物の食事というのは、

おにぎりなどで済ませるよりは牛丼や親子丼など

丼ものにして食べる方が、断然栄養は摂れます。

 

また時には栄養補助食品(サプリメント)を使うのもGOOD。

サプリは薬ではなくあくまで食品ですが、

薬などの飲み合わせの関係もあるので、

心配な方は医師や薬剤師に相談なさると良いでしょう。

体を動かす

年を取るとどうしても膝が痛い、腰が痛いなどの慢性的な

症状があったり、身体を動かすこと自体億劫という方もいらっしゃいます。

 

最近よく聞くのが、体を動かす前に「座る時間をできるだけ減らす」方法です。

現代人は座りすぎと言われ、よく考えるとTVを見たりスマホを触ったりと

座る時間が立っている時間よりも長い傾向にあるようです。

参考ページ >> キケンです座りすぎーさいたまこくほWEB

運動が難しい場合は、こまめに立ったり座ったりを繰り返すと、

筋力低下の防止策にもなります。

体重を測る

体重を測る習慣は実はとても大事です。

毎日測るのが理想的ですが、週に1回でもいいので体重測定をします。

体重が急に減ったり増えたりしていたら、何か病気のサインかも。

医療機関受診の目安になります。

まとめ

高齢の親御さんがあまり食事を食べていないようだと心配になりますよね。

食欲がない状態が長く続くようなら、低栄養の可能性があるかもしれません。

 

ただ「もっとちゃんと食べないとダメだよ」

と言っても、ご本人は何をどうしたらいいかわからないということも。

まずは好きなものを少しずつ食べてもらうようにすることから

始めても良いのかもしれません。

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