「肉を食べると太る」と思っている方は意外と多いかもしれません。
実は肉は食べ過ぎなければ太らない、太りにくいが正解なのです。
肉を食べることで得られるメリットや太りにくい肉の食べ方、
肉と相性のいい野菜などをご紹介します。
目次
肉は太りにくい食材
肉は糖質が少ないため血糖値の急激な上昇を抑えるほか、
筋肉などを作る基となるたんぱく質の宝庫です。
さらに脂肪の燃焼を助ける成分「L‐カルニチン」も入っているため、
太りにくい食材の一つなのです。
血糖値が上がりにくい
肉は炭水化物や糖質をほとんど含んでいません。
よって食後の血糖値の急上昇を抑えることができます。
牛肉を例にすると、100g当たりに含まれる糖質の量は以下の通りです。
サーロイン | 0.3g〜0.4g |
---|---|
肩肉 | 0g |
赤身のロース肉 | 0.1g〜0.2g |
モモ肉 | 0.4g〜0.5g |
たんぱく質が豊富
肉に良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質はニンニクや内臓はもちろん、髪や爪、肌に至るまで
私たち人間の体を作るおおもとになる栄養です。
たんぱく質を摂らないと健康や見た目の若々しさ、美しさをキープ
することは困難でしょう。

なお筋肉は体の中でもエネルギーを消費する組織ですので、
筋肉の量が増えると基礎代謝が上がります。
よって余分なカロリーを燃焼しやすくなりますので、
太りにくい体質を手に入れることができます。
脂肪燃焼を助けるL‐カルニチンが豊富
「L-カルニチン」とは脂肪をエネルギーに変えるのに欠かせない
アミノ酸の一種です。
体内でも作ることはできますが、加齢とともに減少していきます。
年齢を追うごとに体重が落ちにくくなるのはそのためでもあります。
L-カルニチンが特に豊富なのは赤身肉やラム肉です。
満足感が得られやすい
肉を食べると食事に満足感が得られやすいのもメリットに挙げられます。
これはたんぱく質を摂ると満腹ホルモンと呼ばれる「コレシストキニン」
が分泌されて、満腹中枢を刺激するからです。
肉をしっかり適量食べれば、食欲を抑えられるでしょう。
太りにくい肉の食べ方がある
肉は太りにくいと言っても食べ過ぎるのは論外ですし、
肉を食べるときには太りにくい食べ方を選ぶことをおすすめします。
キーワードは「部位」と「調理法」です^^
部位を選んで食べる
肉が太りにくいからと言っても、食べる部位は気を付ける必要があります。
体重を落としたいのであれば脂身は避けた方がいいでしょう。
肉の脂身は1g当たり9Kcalなのに対し、たんぱく質は1g当たり4Kcalで、
脂身のカロリーは高めです。
肉の部位別で太りにくい部位は以下の通りです。
牛肉 | ヒレ、モモ |
---|---|
豚肉 | ヒレ、モモ |
鶏肉 | ささみ、ムネ肉 *ムネ肉は皮を取る。 |
ちなみに肉の脂身を食べた時甘さを感じるのは、
一価不飽和脂肪酸の一種で肉の脂に含まれる「オレイン酸」や
脂が溶けた時に出る「脂肪酸」が舌の味蕾を刺激するからです。
特に飼育方法にこだわった肉の脂身には、「オレイン酸」が多く含まれて
おり、高級肉を食べた時「おいしい~~~」と感じることがあります。
脂を落とす調理法
減量したい時に肉を食べるなら、蒸したり焼いたり、ゆでたりなど
余計な脂を落とす調理法がいいかもしれません。
ロースや肩肉など脂身が少々入った部位を調理するのに向いた調理法です。

例)しゃぶしゃぶ、網焼き、煮豚など。
焼く時はテフロン加工のフライパンで油を敷かずに、肉の脂だけで
焼くとあっさりと焼き上がります。
味付けはあっさり目に
ケチャップやソースなどこってりした調味料や、すき焼きのたれなど
砂糖を加えた甘みの強い味付けだと、どうしても食欲が進んで
しまいご飯を多く食べてしまうかもしれません。
体重を落としたいときの肉料理では、味付けはあっさり目がおすすめです。
塩コショウとローズマリーやバジルなどのハーブを加えや味付けで、
肉のおいしさをダイレクトに味わうと、満足感もアップしそうです。
ここまで参考ページ:肉が太るはウソ1?ー伊達のくら
肉に合う野菜の選び方
食事の際おかずが肉だけだと食卓も寂しいですし、満足度も不足しそう。
何より栄養バランスの点ではちょっと心配です。
お肉を食べるときは野菜料理もプラスするのをお忘れなく。

肉料理に合う野菜は、風味や食感などで肉の味を引き立てるものを選ぶと
良いでしょう。
例えば、
●たまねぎ
●ニンニク
●にら
●パプリカ
●ブロッコリー
などなどいろいろありますね。
栄養の吸収を助ける野菜を選ぶ
たんぱく質を摂るときに一緒に摂りたいのが、たんぱく質の代謝に関わる
ビタミンB6です。
ビタミンB6が含まれている野菜は上記以外にも、
●かぼちゃ
●パセリ
●きのこ
などがあります。
また肉を食べると胃がもたれることがありますが、
そんな時は消化酵素の豊富な大根やキャベツ、しょうがなどを合わせると良いでしょう。
調理法で選ぶ
肉と一緒に食べる野菜を食べるとき、調理法で選ぶ野菜の選択肢が広がります。
炒め物・・・玉ねぎ、なす、ピーマン、パプリカなど。
グリル・・・アスパラガス、ズッキーニ、かぼちゃなど。
サラダ・・・レタス、キャベツ、サンチュ、サラダ菜、トマトなど。
蒸す・・・ブロッコリー、かぼちゃ、アスパラガスなど。
まとめ
肉を食べると太るというのは全くの誤解で、肉には糖質や炭水化物が非常に少なく
太りにくい食べ物の1つです。
ただし食べ過ぎはNG。
太りにくい部位や調理法を選ぶことで、肉の良質なたんぱく質をしっかり
摂りつつ健康や若々しさ維持に役立ちます。

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