おせち料理でよく食べる食材の中には、
健康やアンチエイジングに良いとされる成分がたっぷり含まれた
食べ物があることをご存じでしょうか?
海の幸を始め、美味しいだけじゃない体が喜ぶおせちの食材をご紹介します。
目次
海の幸にはヘルシーな食材が多い
カニやエビ、タコ、鮭、昆布、アワビなどは年末年始にはつきものの
豪華食材ですが、これら海の幸は高たんぱくで低脂肪、
ビタミンやミネラルやアンチエイジングに役立つ抗酸化作用を
豊富に含むものが多くあります。
一つずつ見ていきましょう~~
海の幸に含まれている主な栄養
●たんぱく質
●DHAやEPA
●カルシウム
●マグネシウム
●亜鉛
●タウリン
●ビタミンA
●ビタミンB群
●ビタミンD
●コラーゲン
どれもこれも美容や健康には欠かせない栄養ばかりです。
また亜鉛やマグネシウム、ビタミンDは普段から日本人が
不足しがちな栄養と言われていますが、
これらもしっかり摂ることができます。
かにのすごい抗酸化作用
年末年始の食卓に上る食材と言えば「かに」。
かにの赤い色はエサとなる藻類の天然色素で、
この色の中にアスタキサンチンという強力な抗酸化作用を持つ
カロテノイドの一種が含まれています。

アスタキサンチンの抗酸化作用は、若返りのビタミンと呼ばれる
「ビタミンE」の1000倍にも上ります。
アスタキサンチンの抗酸化作用は活性酸素を除去して細胞を守る
働きがあり、疲労回復や美肌効果、血管を強くして動脈硬化予防
などの効果が期待できます。
海老にもアスタキサンチン
海老の赤い色もかに同様、アスタキサンチンが含まれています。
海老の殻は生のままだと青っぽく見えますが、
これはたんぱく質とアスタキサンチンが結合している状態です。
海老を加熱すると結合が切れ、赤い色が現れます。

アスタキサンチンは体内では生成することができないため、
食べ物から摂る必要があります。
海老のアスタキサンチンは殻に多く含まれています。
よって海老を食べる際は殻ごと食べるのがおすすめです。
鮭の赤い色もアスタキサンチン
鮭は身が赤い色をしていることからお正月などおめでたい席に
よく登場する魚の一種です。
鮭の赤い色にもアスタキサンチンが含まれています。
特に多いのが「紅鮭」という赤みの強い鮭。

鮭のアスタキサンチンは皮の下に多く含まれていますので、
焼き鮭では皮も余さず食べるのが良いでしょう。
またアスタキサンチンは油と一緒に摂ると効率よく摂取できます。
鮭のムニエルやソテー、サケフライなどで食べるのがよさそうです。
またおにぎりの具などに使われる「鮭フレーク」にも
もちろんアスタキサンチンは含まれています。
タコ
タコも加熱すると赤くなることから、おめでたい席によく出される食材です。
タコの赤い色はアスタキサンチンではありませねん。
タコが持つ色素が加熱によりたんぱく質と結びつくと、赤く変色します。

タコに含まれる美容と健康におすすめの主な栄養は、以下の通りです。
コラーゲン | 肌のハリや弾力を保つ。 |
---|---|
タウリン | 疲労回復効果。 |
ビタミンB群 | 脂質や糖質の代謝を助ける。髪や爪の健康維持。 |
亜鉛 | 髪や爪のターンオーバー促進。 |
ビタミンE | 強い抗酸化作用で老化防止に役立つ。 |
昆布は女性の美と健康に欠かせない
昆布巻きに使われる昆布には、驚くほど多くの美容健康成分が含まれています。
まず挙げられるのが「フコイダン」。
昆布のぬめり成分で、化粧品の原料にもよく使われています。

フコイダンは高い保湿効果や肌の酸化防止などが期待できます。
次に昆布の粘り成分の素・アルギン酸です。
アルギン酸には食物繊維が豊富なほか、肌を外部の刺激から守る働きも
あります。
海藻と言えば「ヨウ素」が豊富に含まれていますが、
もちろん昆布にも多く含まれています。
ヨウ素は新陳代謝を活発にする働きがあり、美肌作りにはぜひ
取り入れたい成分です。
昆布には肥満対策に役立つ成分「フコキサンチン」も含まれています。
「フコキサンチン」にはたんぱく質の活性を高めて体脂肪を燃やす
「UCP-1」が含まれており、体重を落としたい場合にはおすすめです。
アワビが持つエイジングケア成分
高級食材の一つ・アワビですが、エイジングケアにはぜひ取り入れたい成分が
たくさん含まれています。
コラーゲン | 肌のハリや弾力維持、皮膚組織を強くして若々しい肌作り。 |
---|---|
たんぱく質 | 美しい肌や髪、爪を形成するのには必要不可欠。 |
ビタミンA | 目の網膜の保護や視力維持、ドライアイの予防や改善。 |
βカロテン | 強い抗酸化作用で体の酸化防止。 |
鉄分 | コラーゲン生成には欠かせないビタミンCの働きを助ける。 |
アワビには意外にもビタミンAやβカロテンが豊富です。
なおアワビと言えば「肝」を召し上がる方も多いかもしれませんね。

アワビの肝は生殖腺のことで、身と同じく美容や健康にいい成分が
たっぷり含まれています。
特に肝に多く含まれているのが「ジメチルサルファイド」という成分で、
胃潰瘍に効果があるとされています。
参考ページ:アワビの栄養成分と効能ー丸和水産HP
まとめ
年末年始によく食べる豪華食材、中でも海の幸には美容や健康にいい成分
がたくさん含まれています。
おめでたいお正月ということで赤い色の食材がよく使われますが、
海老やカニ、サケなどの赤い色にはアスタキサンチンという抗酸化作用
に優れた成分が含まれています。
年末年始はもちろん、普段からも意識して食べてみてくださいね~~
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