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店長日記

映画「アルキメデスの大戦」に出てくるどでかいおにぎり

映画「アルキメデスの大戦」を見てきました。
あの東大入試マンガ「ドラゴン桜」原作者の三田紀房先生の作品で、数学で戦争を回避しようとした若き天才数学者・櫂直(かいただし)の物語です。


映画「アルキメデスの大戦」の感想

この映画は昭和8年ころの話です。
戦艦大和建造に反対する空母建造派の山本五十六らが、戦艦建造に関する詳細な資料を大和賛成派たちがひた隠しにする中、空母よりも安い経費で作れるはずがない何か不正があるとにらみます。
櫂直は限られた日数で、戦艦大和に関する詳細な資料がほとんどない中、経費の計算を完了させるという超難題に挑みます。
そして、大和か空母かを決定する最終会議の場で、大和にかかる経費のでたらめを暴き、大和賛成派たちを黙らせるのですが、その後事態は思いもよらない方向に向かい…
あとは歴史がすべてを物語っています。
あまり内容を書いてしまうと、ネタバレになってしまうので。

おにぎりは昭和のファストフード

日本が世界を敵に回し、戦争へと突き進むほんの少し前のころで、今現在の日本に比べたら、考えられないほどまだ貧しかった時代です。
この映画「アルキメデスの大戦」の中によく出てくる食べ物が、「おにぎり」です。
おむすびと言った方がよいのでしょうか、手のひらにもあまるくらいの大きなおにぎりで、
塩むすびまたは、中に梅干しを入れのりで包んだシンプルなおにぎりです。
ツナマヨとか明太子とか、チャーハン、オムライスなんておにぎりはもちろんありません。
おにぎりが大きいということはこのころはまだ、一般庶民もお米をある程度は食べることができたのでしょうか?
昔おにぎりを握るときは、今みたいにラップでご飯をくるんで握ったりしません。
手を濡らして塩をつけて握っていたでしょうし、冷蔵庫も一般家庭にはなかった時代ですから、
食中毒も多かったでしょうね。

そういえば、昔のおにぎりって大きかったんだなーと思いました。
今みたいに小ぶりのおにぎりではなく、しっかりギュッと握ってこれ1つでお腹いっぱいになるような。
大きなおにぎりにはたくあん漬けを添え、竹の経木で包んでお弁当にしています。
おにぎりは昭和の戦前時代は、ファストフードみたいなものだったのですね。
おにぎりって改めて、普遍的な食べものだなと感じました。



おにぎりの歴史

おにぎりって、そういえばいつ頃からあるのでしょうか?
調べたところによると、紀元前1世紀ころ弥生時代の中期から後期にかけて、すでにあったようです。
「もち米を蒸して固めて焼いたおにぎりの原型のようなもの」が石川県の遺跡から見つかっています。

さらに奈良時代の初期の文献には、「握飯」と書いて「にぎりいい」という記述が見つかっており、
これぞまさしくおにぎりのことですね。
平安時代には、もち米を蒸して握って固めた「屯食(とんじき)」という食べ物のが存在し、
携帯食としても用いられていました。
(一般社団法人・おにぎり協会HPより)

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